フットケアの重要性(転倒防止)

IMPORTANCE フットケアの重要性(転倒防止)

高齢者の介護になぜ
フットケアが必要か?

高齢者は、加齢や疾患によって足や足爪の変化が起こりやすく、約7割が足のトラブルを抱えています。足のトラブルは歩行に大きく影響し、転倒や歩かなくなることによる筋力の低下、血液循環の悪化などにより、外出できなくなったり、生活の質をも低下させてしまうことがあります。

高齢者へのフットケア

足や足爪のトラブルを放っておくと?

高齢者に多い足のトラブルには、肥厚爪、巻き爪、タコ、ウオノメなどがありますが、これらのトラブルを放っておくと、痛みや違和感が出ることによって、足の指に力が入らなくなり、歩きづらくなり、引きこもりになったり、足が不衛生になったりします。

また、最悪のケースでは転倒して骨折をしたり、糖尿病性壊疽などを引き起こし、脚の切断を余儀なくされるケースもあります。

フットケアを導入すると

足のトラブルが改善され、足の指が使えるようになり、歩き方が改善されます。
歩き方が改善されることにより、転倒しにくくなり、歩くことが楽しくなります。その結果、筋力や健康の維持につながり、生活の質そのものが上がります。

また、高齢になると足の感覚が鈍くなっていき、自身で気づきにくい足の異変にいち早く気づくことができ、適切なケアを行うことで大事に至らないケースも多々あります。

その結果

  1. ご入居様の転倒リスクの低減や職員の皆様の介護負担の軽減が期待できます。
  2. ご入居様やご家族に喜ばれ、自費サービス収入(保険外収入)を得ることができます。
  3. フットケアサービスを提供できる施設として他施設との差別化を図れます。

フットケアによる転倒リスク低減の実証研究

『フットケアによる転倒リスク低減』の共同研究プロジェクトをらいふ社の8施設48名を対象に実施。
月1回40分のフットケアを5ヶ月間継続することで転倒率が30%低減するという研究結果を得ました。

車いすでのフットケア

共同研究レポート
認知症と減薬の相関性 及び フットケアによる転倒予防の効果

共同研究レポート「認知症と減薬の相関性 及び フットケアによる転倒予防の効果」

研究者

  • 医療法人社団至髙会 たかせクリニック 理事長 髙瀬 義昌
  • 東京大学大学院薬学系研究科医薬政策学 客員准教授 五十嵐 中
  • 了徳寺大学 健康科学部 教授 山下 和彦
  • (株)グローバル・ケア 代表取締役 櫻井 敦博
  • (株)らいふ 取締役 小林 司

メディア紹介

フットケアに関する記事 日経ヘルス(2021年1月号)・介護ビジョン(2020年4月号)・週刊高齢者住宅新聞(2020年10月)・介護のミカタ(2022年9月)